株安/円高 - 資産形成の目的を再確認
今日前半は若干持ち直したとはいえ、ここ数日間、日経平均株価は海外勢の投売りの影響か急落を続け、数日前に10,000円を久しぶりに割ったかと思ったら、昨日は9,200円台まで一気に下落しました。
また円高も急速に進み、数ヶ月前に見たばかりの1USドル100円割れがまた発生したのみならず、対ユーロ相場も2003-2006年頃の水準に逆戻りした模様です。私も株やドルはともかく、ユーロがここまで一気に落ちるとは思いませんでした。
この急落により、PBR1倍を割った東証一部上場企業が8割を超えたと日経新聞でも報道されていましたが、いかに昨今の日本市場において外国人投資家の勢力が強かったのか、そして不安心理が市場の趨勢をしめているのか、を再認識させられた気分です。
とはいえ、株式等の短期売買を機軸に据える人ならともかく、投資信託による資産形成を機軸においている私からすれば、この急落によって自らスタンスを変えることはありません。10年単位の資産形成を軸においているのに、短期で反応するのはナンセンスだからです。
むしろ、このような事態は自らがどうしても有してしまう不安心理に打ち勝つべく、「自分がなぜ投資をしているのか」、「そしてどのような資金を運用しているのか」を考え直す契機と捉えています。
この相場が短期で持ち直すのか、さらに下落して長期低迷を続けるのかはまったくわかりません。しかし自らの軸を乱すことは、今後を見据える上であってはならないと感じています。
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コメント
確かに・・ですね。
最近投資信託(含む:外貨建てMMF)をはじめましたが、FXの癖からか、
平均購入価格91円くらいだった外貨建て米ドルMMFを、
ついつい(80円台から浮上したため)90円で損切りし、
再度の80円台でその資金を再投入
なんてもくろみで行動してしまいました(^^;
反省です。
トルコのIMF問題もあり、組み込まれている新興国債権、株式型も切ろうかと思っていましたが、
踏みとどまることにします。
投稿: 木工用 | 2008年12月25日 (木) 22時03分
木工用さん、コメントありがとうございます。
「短気は損気」という格言が古くからありますが、常に地をおいた投資活動が大事ではないかと感じています。
投稿: 新幹線 | 2008年12月26日 (金) 14時40分