ネット銀行 近況雑感
ここのブログにおいて、前々から述べてきたことではありますが、私はネット銀行の口座を現在二つ有しています。イーバンク銀行と住信SBIネット銀行です。
さて、この二つのうち最初に口座を開いたのはイーバンク銀行で、投資活動を決意してから最初に開いた金融機関口座でもありました。そのときはソニー、ジャパンネットなどに比べて金利、手数料、商品など様々な面で優位性を感じ、ここに開くのがある意味当然ではないかとさえも思ったほどでした。
しかし同年12月、サブプライム等による営業成績不振でも受けたのでしょうか、突然ATMの手数料優遇を大幅縮小し、更にこの冬のボーナスを集めるため、多くの金融機関が行うはずである重要なキャンペーンとなりそうな定期預金金利優遇策をこの時は採らないなど、極端なサービス等の低下が目に見え、一気に色あせてしまった感を受けました。
相互リンク先のいくらかの人が述べられているようですが、これで新生や住信SBIなどにメインを乗り換えてしまった人もいるそうで、私もこれを契機の一つとして住信に口座を開設、キャンペーンを活用する形で定期預金に預け入れをしました。
さて、そんな形で私が口座を有することになった二つの銀行ですが、やはり対照的な事象が昨今になって見られたようです。
まず改悪をしたイーバンク。NightWalkerさんのブログ記事でも取り上げられていますが、預金の伸び率が同じネット銀行のソニー銀行(母が口座保有)に比べ、イーバンクは11月以降急激に落ちてしまったようで、慌てたのか突如、3万円以上の入金手数料を3月から無料にすることを発表したようです。しかしこれについては、じゅん@さんやNightWalkerさんも既に述べられていますが、まだ力不足のような気がしてなりません。せめてソニーと同水準に戻してこそ、対等になるのではないかと感じています。営業収支もかなり悪くなっているようなので、預金保険の対象とならない外貨預金とか(為替手数料が最安)はしばらくは控えた方がいいのでは・・・とさえも思ってしまいます。
そして一方の住信SBI。こちらは12月から2月まで1年定期、1月から3月まで3・6ヶ月定期の金利優遇キャンペーンを実施していましたが、3月まで行われる予定の後者のキャンペーン期限を、額が増えすぎたのか前倒しして終了させることにしたそうです。こちらも残念な話ではありますが、取りあえず発展の面からは喜ばしくも見える話と言えるかもしれません(経営面で不安要素になるかもしれませんが)。
母が口座を有するソニー、父が口座を有する新生と共に、とりあえずこれらの銀行の動向には今後も注意を払いたいと思います。
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コメント
今日の日経ネットに記事が出てましたが、イーバンクは12月期決算110億の赤字だそうです。9月中間が52億の赤字でしたから更に悪化。保有有価証券の運用失敗、所謂サブプライムローン関連の損失が原因と。ご推察の通りのようです。
投稿: スパイク | 2008年2月13日 (水) 22時22分
スパイクさん、コメント有難うございます。
これでソニーとの格差などが、いっそう目立ってしまった感もいたします。立ち直るか、吸収されるか、破綻するか、いずれにしても先を見据えて我々も判断を下す必要があるでしょう。
投稿: 新幹線 | 2008年2月13日 (水) 22時44分