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貸株でも競争か

私が投資を始めるに当たって、開設を検討しながらも結局それを今日まで行わなかった証券会社に、三菱UFJ系列のカブドットコム証券がありましたが、今度から同証券会社が貸株制度をはじめる模様です。

参照:http://kabu.com/company/pressrelease/2008/20080214.asp

制度的には松井証券の預株、マネックス証券の貸株などに続くものであり、新鮮味のあるものとはいえませんが、その開始に当たって金利を年0.5%に設定したようです。マネックスの2月の貸株金利は年0.26%でしたから、その約倍に相当します。

貸株は証券会社に株を委託する形となり、分別管理の対象外となるため証券会社の信用力を見極めて行う必要がありますが、マネックスではETFなども預けられるため、保有コストを打ち消せるなどメリットが大きいと思われます。

そのためこのような競合が起こることは、証券会社の財務に悪影響が及ばない限りであれば、歓迎いたしたいと思います。カブドットコムに触発されたのか、さっそくマネックスも3月分の金利を年0.55%にする指針を打ち出したようなので、この競合の成行きを見守りたいと思います。

関連記事:じゅん@さん「カブドットコム証券が貸株サービスを始めます」

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コメント

コメント&紹介ありがとうございます。
マネックス、いきなり金利を上げて来ましたね。ここまで競争が働くとは驚きです。

投稿: じゅん@ | 2008年2月18日 (月) 22時52分

たけくらべさんのところにコメントしたので同じことは書きませんが、この流れには眉をひそめています。
http://blog.goo.ne.jp/takekurabe/e/8a806c0c9911ad4feab2a027144d3214

投稿: アルビレオ | 2008年2月19日 (火) 01時55分

じゅん@さん、アルビレオさん、コメント有難うございます。

>じゅん@さん
相当「あわてた」感もしないでもないです。マネックス一社の寡占が破れたため、段階的に金利を下げていたのを改めざる得なくなったのではないでしょうか。

とりあえず私見では、あまり高額になると証券会社の破綻リスクを取れなくなりそうなので、数十株程度で活用するのが当面の戦略となると思います。

>アルビレオさん
リスク分散の観点からは、アルビレオさんやたけくらべさんの見解も妥当な見識だと感じるところもあります。この金利がリスクに見合うかどうかは、人によると思いますが、見合わないと感じる人が出てもおかしくは無いと思っています。

投稿: 新幹線 | 2008年2月20日 (水) 00時08分

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