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野村資産設計ファンド2040

さて私は現在、郵便局において3種類の投資信託を購入いたしております。世界REITに分散投資する唯一のインデックスファンドことDIAM世界リートインデックスファンド、郵便局の投信では最も人気を集めている野村世界6資産分散投信(成長コース)、そして今年6月に新設された野村資産設計ファンド2040です。

郵便局の投信については、最初の世界REIT以外は飛び出た特徴があるものでもなく(バランスファンドにインデックス型が多いのは良いと思っていますが)、またノーロードの商品が無いこともあり(インデックス主体ということで信託報酬はかなり抑え目のものが多いですが)、あまり積極的に活用しようという気にはならないものですが、後者2つはマネックスの資産設計ファンドと対比させる材料としては好都合と思い、7月に1万円づつ購入していました。

さて、その中でも野村資産設計ファンド2040ですが、これは昨今広まりつつあるターゲットイヤー形のファンドです。年々資産配分が変わり、最終的には国内債券主体の安定運用かつ毎月分配型に変わるという商品で、野村世界6資産に次ぐ「郵便局向けのバランスファンド」として、野村アセットが鳴り物入りで設定した感じの強い商品でした。

しかし設定以来の推移をみると、値動きがマネックス資産設計と類似しているのはいいとして、純資産総額が25億円強となった8月辺りからその伸びが止まり、横ばいになってしまっている模様です。マネックスは80億円、野村6資産の成長コースは660億円を突破しているようですから、郵便客の顧客には余り受けるものではなかった、と見なすしか無い様な状況にあるといえます。

そこで今日の日経を見たところ、既にrennyさんのブログでも取り上げられていますが、この商品を野村證券経由で確定拠出型年金向けにも供給することにした模様です。確定拠出型年金を使う人の中には、「運用経過に応じて資産配分を変えるのは面倒」と考える人が多そうなので、ファンドを新設せずにこれで代替しても十分顧客確保につながる・・・とでも考えたのでしょうか。野村アセットの苦悩がしのばれます。

ターゲットイヤー型の投信については、「年齢」を基準に資産運用を決めることが合理的でない(むしろ資産額に起因する面が大きい)以上、根本的に合理的な商品ではないと思っていますが、まだやたらに信託報酬の高いバランスファンドや変額年金保険やファンドラップを買うよりは、資産運用を考えるのが億劫な人にはこのファンドは薦められるものであると感じています(野村6資産も同様)。

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コメント

確定拠出年金(DC)向けのターゲットイヤー型ファンドはすでに多くの金融機関でラインナップされています。
DCは原則として中途解約不可で、60歳を過ぎると年金として少しずつ給付されるため、給付時期が近づくにつれて安定運用に移行するターゲットイヤー型は確かに相性がいいと思います。
ぶっちゃけ、どうせ解約できないから「ほったらかし率」は投信よりずっと高いはず。企業型だと給料から天引きなのでなおさら。

投稿: アルビレオ | 2007年10月23日 (火) 02時58分

アルビレオさん、コメントありがとうございます。

信託報酬をかなり抑え目に出来るのも、解約が発生しないからなんでしょうね。401kの商品は。

投稿: 新幹線 | 2007年10月23日 (火) 10時35分

 郵便局の投資信託については、日本株に投資するファンドが3種ある中で、フィデリティ・日本配当成長株投信がなぜか資産を集めているのが、いまいち理由がわかりません。
 大和・GSのファンドの純資産額が完全に横ばい状態になっているなかで、フィデリティが、最近の株価をかんがえると、ほんの少し漸増傾向にあると感じですよねぇ。
 なぜなんでしょうね。
 といっても、どれも300億円規模ですが。

投稿: 世界のREIT | 2007年10月23日 (火) 14時50分

世界のREITさん、コメントありがとうございます。

やはり「定期分配型」(3ヵ月ごと)であることが理由ではないでしょうか。郵便局に行く人も、多くはやはり老人世代でしょうし……

投稿: 新幹線 | 2007年10月23日 (火) 17時12分

なるほど!
たしかに1年あたりの分配回数が違うんですねえ。
しかし、日本株に投資するファンドで、年4回もの分配なんて...。
いるのかな。

投稿: 世界のREIT | 2007年10月23日 (火) 19時20分

>信託報酬をかなり抑え目に出来るのも、解約が発生しないからなんでしょうね。

確かに解約に応じるための流動性資金を確保しなくていいというのは大きいです。
それに加えて、加入資格がなくなるかスイッチングされるまでは定期的に安定した資金が流れ込むことを見込めるというのもあります。
特に企業向けだとある程度まとまった数で加入してくれるために規模のメリットを容易に得ることができるので、企業向け専用ファンドだと個人型よりもさらに信託報酬が低いものもあります。

>郵便局に行く人も、多くはやはり老人世代でしょうし

ええ、2040年まで生きている可能性が少ない客層中心なのが「2040」の伸び悩んでいる原因だと思います。(笑)

>フィデリティ

さんざん言われていることですが、販売側への実入りの大きいアクティブファンド推奨のバイアスは対面販売だと特に強いです。
それに販売側が中立だとしても単に「平均に連動します」よりは「これこれこういう戦略で利益を上げていきます」みたいなもっともらしい説明があると、多少コストが高くてもそれ以上の見返りがあると勝手に期待する人がまだまだ大多数なんですよ。
郵便局の投信はインデックスファンドやインデックスを組み合わせたバランスファンドが多いことで、逆にアクティブファンドのみを買いたい人のお金はフィデリティ(と住信SRI)に集中してしまうという事情もありそうですね。

投稿: アルビレオ | 2007年10月23日 (火) 22時09分

アルビレオさん、詳しい解説と世界のREITさんのご質問へのご回答、ありがとうございました。

投稿: 新幹線 | 2007年10月24日 (水) 00時20分

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