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外国株比率を高めようと思った要因

さて、私が外国株への投資比率を日本株より高めようと思うに至った経緯は、以前の記事でも少し触れました。しかしそれに加え、ある人の発言も大きく影響しています。それは「臆病者のための株入門」(ISBN:978-4166605149)など、名著を書かれた橘玲氏です。

水瀬さんの記事では、上記の著書の記述を元にこれを記されていましたが、私は昨今出た「ZAi 2007年6月号」の方に、むしろ影響されました。

以前その著作を紹介したマネックスの内藤忍氏は、「日本で暮らすのであるから、日本株への投資比率を高めるべき」と言う趣旨のことを著作内で述べておられましたが、私にはその趣旨がよく飲み込めませんでした(何故?と思いました)。

一方、前述したZAiにおける橘玲氏の「日本に住んでいるのに、日本円と日本株しか持っていなければ、日本が不況になれば給料が下がって、日本株も下がる(資産が目減りする)」という趣旨の言葉のほうには、強く共感した次第です。日本に住んでいるのだからこそ、海外に多く投資してリスク分散を図るべきという事になります。

私は多分、将来は日本の民間企業に勤めることになるだろうと考えています。そうなれば、日本の景気変動に収入も影響される事になるでしょう。ならば、収入と別の動きをする資産(世界株、世界債、商品、不動産など)の比率を高めておくほうが、リスク分散になるのではないでしょうか。

もちろん、私は橘氏の意見をそのまま受け入れたわけではありません。その証拠に私の計画する日本株への投資比率は、MSCIワールドのそれから見ると、若干高くなっています。しかし、考え方の一つとして目から鱗が落ちるものであり、それに共感できるところがあったのは事実です。

この考え方が正しいと保証は誰にも出来ませんが、私はこれにある程度従ったポートフォリオを構築しました。投資は自己責任ですので、その分自己には自由が与えられてしかるべきだと考えます。

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コメント

筋道の通ったいい考え方ですね。僕は自分が将来どこで仕事をするのか分からないので、単純に世界平均に近づけています。

引退に近づくころになると話は別でしょうけれどね。僕は居住国の債券(特にTIPS)の比率をあげるつもりです。インフレになってもそれに見合う利子が得られるようになります。給料収入がなくなっても安心して生活できるでしょう。

20歳の人に言う必要はない話です。が、このブログをお読みの方の中には引退近くの方もいらっしゃると思って。(おせっかい市原悦子級!)

これからも記事楽しみにしています。

投稿: 与六 | 2007年7月17日 (火) 00時31分

私も同じZAiの記事を読みました。あの記事を書いた記者はまさにあなたのような考え方をして欲しくて、あの記事を書いたんだと思います。読者全員が理解できたとは思いませんが、あれはなかなかよくできた特集でした。

投稿: とーふ | 2007年7月17日 (火) 02時42分

与六さん、とーふさん、コメントありがとうございます。

>与六さん
海外在住者の方の言葉は、聞いていてためになるところがあります。こちらこそよろしくお願いいたします。

>とーふさん
海外への投資意義を強調したという点では、読者に受け入れやすい構成ではなかったかと感じますね。

投稿: 新幹線 | 2007年7月18日 (水) 10時12分

現在、海外勤務(上海)という環境下にあり、また将来的に海外に住むという可能性が高い為、日本以外の国への投資が中心となっています。 また、単順に将来的な経済発展及び現在日本が抱える問題点を考慮した場合、投資対象国としての魅力が低いということも挙げられます。今後、日本が香港、シンガポール並みにアジアの金融センターとして発展していく方向性を政府が示し具体策を講じれば、米国へ投資していた資金が今後アジアへ流れてくると同時に資本も集まってくる可能性はあるのでしょうが。しかし、そうなれば日本国内にある銀行、証券会社等の金融機関は外資系企業との自由競争にさらされ淘汰されていく可能性が高いといえます。「まず運用側の利益ありき」という概念が強すぎ、手数料の点でも消費者Dis-oritentedの金融商品ばかりがはびこっている状況をみれば一目瞭然です。 逆に言えば、そのような金融機関の状況や年金問題、勤め先に頼れない等の個人の事情が深刻化し、国民の金融リタラシーがあがっていくのも皮肉な話しですが、、。

投稿: 上海ドラゴン | 2007年11月12日 (月) 19時00分

上海ドラゴンさん、コメント有難うございます。

経済的なためになる分析を有難うございました。

投稿: 新幹線 | 2007年11月13日 (火) 10時41分

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