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世界株ファンドの検討 3

いよいよ核心部分に入ります。はじめに述べた3つの条件を満たすノーロード型ファンドで、円単位の購入が可能なものをあげると、投信SCで3本が扱われていることがわかります。

ステートストリート海外株式インデックスファンド 信託報酬:0.9975%

年金積立インデックスファンド海外株式 信託報酬:年0.882%

PRU海外株式マーケット・パフォーマー 信託報酬:年0.84%

こうして信託報酬だけを上げると、PRU海外株式マーケットパフォーマーが最適ということになります。これを選べばいいのでしょうか?私も以前は、そう考えていました。

しかし、投資信託には信託報酬以外にも保有時にかかるコストがあります。それを教えていただいたのは、ここからもリンクさせていただいている、assetsさんの投信SCに関するブログ記事(http://assets.blog54.fc2.com/blog-entry-90.html)でした。委託手数料、保管管理料などがそれに該当します。

そのため、投信に関する情報を提供している投信評価情報サービス(http://ita.dir.co.jp/index2.html)を用いて、上のファンドを比較検討してみました。

その結果は歴然で、PRUの委託手数料と保管管理料は前回の決算時、かかった信託報酬の約57%もの額になっていました。また、年金積立も約37%、ステートについても約15%、これらのコストがかかっています。これを単純に信託報酬に上増しすれば、PRUの実質コストは約年1.32%、年金積立は約年1.21%、ステートストリートは約年1.15%となり、信託報酬だけで見た場合と順位が逆転してしまいました。

しかし、保管手数料とかは年毎に変わるようなので、これらの単純計算は余り当てになりません。どうすればいいのでしょうか?

次回、最終回でそれについて私なりの結論を述べたいと思います。

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