世界株ファンドの検討 2
さて、具体的ファンドの検討に入ります。とりあえず、私が口座を開いたところで取り扱っているKOKUSAI指数連動のファンドを列記すると、以下のようになりました。
なお、為替ヘッジをかけるものについては省いています(その分のコストがかかる上、分散効果が下がるため)。
ステートストリート海外株式インデックスファンド(投信SC、楽天) 販売手数料:なし 信託報酬:年0.9975% 信託財産留保額:0.3% 1年実績:34.3% 3年実績:74.5% 5年実績:67.8%
すみしん外国株式インデックス・オープン(投信SC) 販売手数料:1.05% 信託報酬:年0.84% 信託財産留保額:0.2%(売買時にそれぞれ0.1%) 1年実績:31.8% 3年実績:72.2% 5年実績:66.4%
ドイチェ世界株式ファンド(投信SC) 販売手数料:2.1% 信託報酬:年0.9765% 信託財産留保額:0.3% 1年実績:34.1% 3年実績:72.9% 5年実績:66.6%
中央三井外国株式インデックスファンド(投信SC) 販売手数料:2.1% 信託報酬:年0.84% 信託財産留保額:0.2% 1年実績:34.4% 3年実績:75.1% 5年実績:69.9%
年金積立インデックスファンド海外株式(投信SC) 販売手数料:なし 信託報酬:年0.882% 信託財産留保額:0.3% 1年実績:33.7% 3年実績:73.3% 5年実績:64.0%
PRU海外株式マーケット・パフォーマー(投信SC、イーバンク) 販売手数料:なし 信託報酬:年0.84% 信託財産留保額:0.2% 1年実績:33.6% 3年実績:72.0% 5年実績:67.8%
MSCIインデックスセレクトファンド・コクサイポートフォリオ(投信SC) 販売手数料:2.1% 信託報酬:年0.945% 信託財産留保額:0.3% 1年実績:32.3% 3年実績:67.9% 5年実績:59.6%
まずこうしてみると、本当に投信SCの優勢が目立ちます。日本で流通している外国株式インデックスファンドは、そのほとんどを取り扱っているといっても過言ではありません。
そして、信託財産留保額はどのファンドも大体0.2~0.3%徴収する一方、販売手数料は0%のものから2.1%取るものまでさまざまです。
一般に、長期で投資するならば信託報酬>販売手数料としてコストを見よと言われますが、前述したように保有期間が5~10年程度となると、この程度の販売手数料だと年0.1~0.4%分に相当するコストとしてかかってくることになります。
その為、私は投資期間を鑑み、販売手数料のかからない投信(ノーロードファンド)を選択することにいたしました。
次回、さていよいよ信託報酬などといった、保有中にかかるコストも含めた検証に入りたいと思います。これが結構難問です。
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コメント
こんばんは。
投信SCはこうしてもやはり商品がそろっていますね。
シティの子会社になる事でさらに良い商品の可能性も期待したい所ですね。
それにしてもMSCIの5年のパフォーマンスは良くないですね。やはりインデックスの方が良いという結果なんでしょうか。
投稿: かえる | 2007年5月30日 (水) 23時24分
かえるさん、コメント有難うございます。
シティの子会社になったことで、富裕層をメインとするようになり、投信SCが切り落とされるのではないかという噂も出ていますが、存続を願いたいところです。
>それにしてもMSCIの5年のパフォーマンスは良くないですね。やはりインデックスの方が良いという結果なんでしょうか。
一応、上のファンドは全て「MSCI KOKUSAI連動のインデックスファンド」です。MSCIコクサイポートフォリオは、信託報酬以外にもかかるコストが結構あり、それにトラッキングエラーが大きいことが影響しているのではないでしょうか。
父がメインにしている外国株式ファンドですが、私は買いたいとは思いませんね。
投稿: 新幹線 | 2007年5月30日 (水) 23時49分